2.絵本「おおきな木」について/心理学好きよっちゃんのセカンドライフ〜絵本「おおきな木」で振り返る〜
心理学好きよっちゃんの
セカンドライフ
〜絵本「おおきな木」で振り返る〜

2.絵本「おおきな木」について

「おおきな木」という絵本は、シェル・シルヴァスタイン作の世界的名作絵本で、 1976年に日本訳版が出版されたそうです。 2010年に村上春樹が新訳版を出版しています。
おおきな木と成長していく少年の姿が美しい線画で描かれています。



以下、物語のあらすじもまとめてみました。
わかりにくかったらごめんなさい(>_<)


ある一本のりんごの木と一人の少年がいました。
その木は少年のことがとても大好きでした。
少年は毎日その木の下にやってきて、
葉っぱ集めや木登り、枝のブランコやかくれんぼをして遊んでいました。
少年はその木が大好きでした。木は幸せでした。
しかし、少年が成長していくについれて、木のところに来なくなります。
木は少年が遊びに来るのを一人で待ちます。

すると、久しぶりに少年が木のところへやってきました。
木は嬉しそうに「またブランコで遊びなさい」と言います。
しかし少年は、「もう僕はそんな歳じゃないよ。それよりお金が欲しい」と言います。
「それなら、このりんごを売ってお金にして、幸せになりなさい」と木は言い、
少年はすべてのりんごを持って去りました。木は幸せでした。
それから少年は事あるごとに「家が欲しい。船が欲しい」と木に会いにきます。
そのたびに木は「それなら私の枝で家を建てなさい。私の幹で船を作りなさい。」と言い、切り株になりました。
それで木は幸せでした。でもそれは本当でしょうか。

やがて、歳をとった少年がまた木のところにやってきました。
切り株になった木は「ごめんなさい。もう君にあげられるものは何もないんだ」と言います。 歳をとった少年は「もう何もいらない。疲れたから少し休む場所があればいいんだ」と言います。
木は「それなら私にお座りなさい」と言い、少年が切り株に腰掛けます。
木はそれで幸せでした。